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アサイーの栄養と効果を解説!注意点から簡単なレシピまで

 

アサイーの栄養価や効果について気になっていませんか?注目を集めているアサイーですが、本当に健康や美容によいのか疑問に思う方も多いでしょう。

 

本記事では、アサイーに含まれる栄養成分を説明し、初心者でも簡単に作れるアサイーボウルやスムージーのレシピも紹介します。ぜひ最後まで読んで、アサイーを賢く活用してください。

 

アサイーとは?


「アサイー」の見た目はブルーベリーに似ていますが、全く異なる植物です。ここでは、美容や健康に関心の高い方々から注目されているアサイーについて、2つの視点から紹介します。

 
  • ヤシ科植物の果実でブラジルアマゾン原産

  • 栄養価の高い果実として注目される理由

 

これらを理解することで、アサイーがなぜ健康食品として人気なのかが明確になるでしょう。

 

ヤシ科植物の果実でブラジルアマゾン原産

アサイーは、ブラジルのアマゾン川流域を原産とするヤシ科の植物です。赤道直下の厳しい環境で、太陽の光をたっぷりと浴びて育つ生命力の強さを持っています。その果実は直径約1.5cmから2cmほどの濃い紫色をしており、見た目はブルーベリーによく似ていますが、一回り大きいサイズです。

 

ただし、植物学的にはブルーベリーとは全く異なる種類です。可食部は果実全体のごく一部しかなく、その価値の高さから、ブラジルでは「アマゾンの紫の金(パープルゴールド)」とも呼ばれています。古くから現地の人々の貴重な栄養源として、その生活を支えてきました。

 

栄養価の高い果実として注目される理由

アサイーが注目されるのは、小さな1粒にさまざまな栄養素が含まれているからです。アサイーには、ポリフェノールや食物繊維が豊富に含まれているほか、鉄分やカルシウムなどのミネラルも含有しています。

 

そのほかにも、良質な脂質であるオメガ脂肪酸やアミノ酸など、現代人に不足しがちな栄養をバランスよく摂取できます。1つの果実で多様な栄養を補える点が、健康維持や美容に役立つとして注目される理由です。

 

アサイーの栄養成分一覧表


アサイーの栄養価を正確に把握することは、効果的な摂取の第一歩です。日本食品標準成分表(八訂)増補2023年に基づく、冷凍アサイー(無糖)100gあたりの主要な栄養成分を紹介します。

 

成分

含有量

単位

エネルギー

62

kcal

たんぱく質

0.9

g

脂質

5.3

g

食物繊維総量

4.7

g

0.5

mg

マンガン

5.91

mg

カリウム

150

mg

βカロテン当量

410

μg

ビタミンE

3.7

mg

ビタミンK

91

μg

 

この表から、アサイーは低カロリーでありながら、栄養価が高いことが分かります。とくにマンガンやビタミンE、ビタミンK、食物繊維が豊富で、果物としては脂質が多いのも特徴的です。
 

アサイーの栄養と期待できる効果


アサイーに含まれる豊富な栄養素は、私たちの体にどのようなよい影響をもたらすのでしょうか。美容や健康維持に役立つと考えられていますが、その効果については公的機関が慎重な見解を示しています。

 

ここでは、以下4つの観点から見ていきましょう。

 
  • 公的機関は効果に慎重な見解

  • ポリフェノールの抗酸化作用

  • 鉄分などのミネラルも補給できる

  • 食物繊維による便通改善

 

それぞれ解説します。

 

公的機関は効果に慎重な見解

アサイーの健康効果に期待が集まる一方、公的機関は慎重な見解を示しています。厚生労働省の『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』では、現時点では健康目的での使用を明確に裏付ける科学的根拠は十分でないとされています。

 

これは、アサイーに効果がないと断定するものではありません。あくまで、さらなる研究が待たれる段階であることを意味します。

 

ポリフェノールの抗酸化作用

アサイーには、ポリフェノールの一種である「アントシアニン」が豊富に含まれています。ポリフェノールは、体のサビつきの原因となる活性酸素の働きを抑える抗酸化作用を持つことで知られています。

 

体内の活性酸素が増えすぎると、肌のシミやシワ、たるみといった老化現象につながるでしょう。そのため、抗酸化作用のあるポリフェノールを摂取することは、若々しい肌を保つエイジングケアに役立つと考えられます。

 

鉄分などのミネラルも補給できる

アサイーには、現代の食生活で不足しやすい栄養素である鉄分も含まれています。鉄分は、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの材料となり、全身に酸素を運ぶ重要な役割を担います。

 

この鉄分が不足すると、酸素が全身に行き渡りにくくなり、立ちくらみや息切れ、倦怠感といった貧血の症状を引き起こすことがあります。アサイーは果物でありながら、ポリフェノールや食物繊維など、ほかの栄養素と同時に鉄分を補給できる食材の1つです。

 

食物繊維による便通改善

アサイーには、腸内環境を整える働きを持つ食物繊維も豊富です。食物繊維には、水に溶けやすい「水溶性」と、水に溶けにくい「不溶性」の2種類があり、どちらも健康維持に欠かせません。

 

食物繊維は、腸内で善玉菌のエサとなり、その働きを活発にします。また、便のカサを増やして腸の動きを刺激することで、スムーズな排便を促す効果も期待できます。便秘に悩んでいる方や、お腹の調子を整えたい方にとって、アサイーは心強い味方となってくれるでしょう。

関連記事:
ランチ難民を解決!個人・企業が取り組む対策と健康経営のポイント

 

アサイーの美味しい食べ方


アサイーは、そのまま食べるよりもほかの食材と組み合わせることで、より美味しく楽しめます。とくに、朝食やブランチにぴったりのアサイーボウルは、手軽に作れて栄養も満点です。ミキサーを使えば本格的な味を楽しめますし、なければ混ぜるだけでも作れます。

 

ここでは、代表的な3つの食べ方を紹介します。

 
  • 基本のアサイーボウルの作り方

  • 簡単アサイースムージーの作り方

  • 混ぜるだけアサイーヨーグルト

 

ご自身のライフスタイルに合わせて、お好みの食べ方を見つけてください。

 

基本のアサイーボウルの作り方

アサイーボウルは、ハワイのカフェの定番メニューとして日本でも人気です。作り方は簡単で、冷凍のアサイーピューレとバナナ、豆乳などをミキサーにかけるだけです。滑らかなペースト状になったら器に盛り付け、お好みのフルーツやグラノーラをトッピングすれば完成します。

 

ミキサーがない場合は、冷凍ピューレを少し常温で溶かし、フォークなどで潰しながらバナナと混ぜ合わせても作れます。見た目もおしゃれで満足感も高いため、休日の特別な朝食にもおすすめです。

 

簡単アサイースムージーの作り方

より手軽にアサイーを取り入れたいなら、スムージーが最適です。ミキサーに冷凍のアサイーピューレと、りんごジュースや牛乳、ヨーグルトなどお好みの飲み物を入れて混ぜるだけで完成します。忙しい朝でも、短時間で栄養補給ができるのが魅力です。

 

バナナや冷凍ベリー、ほうれん草などの野菜を一緒に加えれば、さらに栄養価がアップします。甘さが足りない場合は、はちみつやメープルシロップを少量加えると飲みやすくなります。日々の習慣にしやすい手軽な方法です。

 

混ぜるだけのアサイーヨーグルト

ミキサーを使う手間も省きたいという方には、ヨーグルトに混ぜるだけの方法がおすすめです。市販のフリーズドライのアサイーパウダーを、普段食べている無糖ヨーグルトに混ぜ合わせるだけで作れます。

 

パウダータイプは保存が利き、使いたい分だけ手軽に使えるのがメリットです。お好みでフルーツやナッツ、はちみつなどを加えれば、食感や風味のバリエーションが広がります。デザート感覚で、美味しく手軽に栄養をプラスできる食べ方といえるでしょう。

 

アサイーは健康に悪い?副作用はある?


アサイーは栄養豊富な一方で、摂取するうえでの注意点も存在します。とくに、インターネット上では「健康に悪い」といった情報が見られますが、正しい知識を持つことが大切です。

 

ここでは、とくに知っておくべき2つの注意点を説明します。

 
  • 未処理アサイーはシャーガス病のリスクあり

  • MRI検査への影響や妊娠・授乳について

 

安心してアサイーを楽しむために、これらの情報を確認しておきましょう。

 

参考資料:厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』

 

未処理アサイーはシャーガス病のリスクあり

通常、日本で市販されているアサイー製品は殺菌処理が施されているため安全です。しかし、原産地などで未処理のアサイージュースを飲む場合は注意が必要です。

 

厚生労働省の公開情報によると、未処理のアサイーを介して「シャーガス病」という感染症にかかるリスクが関連付けられています。これは、アサイー自体に問題があるわけではなく、製造過程での衛生管理に起因するものです。信頼できるメーカーから販売されている、適切に処理された製品を選ぶようにしましょう。

 

MRI検査への影響や妊娠・授乳について

アサイーに含まれる成分が、MRI検査の結果に影響を与える可能性が指摘されています。そのため、もしMRI検査を受ける予定がある場合は、事前に医師や医療スタッフにアサイー製品を摂取していることを必ず伝えてください。

 

また、妊娠中や授乳中のアサイー摂取に関する安全性については、まだ十分なデータがありません。現時点では安全とも危険とも断定できないため、この期間の摂取は控えるか、かかりつけの医師に相談するのが賢明です。自己判断で摂取することは避けるようにしましょう。

 

まとめ:アサイーの栄養を賢く取り入れて理想の自分へ

アサイーは栄養価の高い果実として注目されていますが、健康効果については科学的根拠が限られているのが現状です。
ポリフェノールや鉄分、食物繊維などの栄養素はたしかに含まれているものの、過度な期待は禁物といえるでしょう。
大切なのは、アサイーを特別な食品と考えすぎず、バランスのよい食生活の一部として取り入れることです。
正しい知識を持ち、上手にアサイーを活用しましょう。


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監修者

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株式会社 LISTRO

加藤 友理

株式会社LIStro 社長

<コメント>
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